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映画、海外ドラマが好きな方なら最新の映画のDVDをいち早く手に入れたくなったり、未公開シーンが大量に含まれている海外バージョンがほしくなったりしますよね。
わがホームページで紹介している超人気海外ドラマ、フレンズにしても、2004年2月25日現在、日本版DVDは第8シーズンまでしか出ていませんが、イギリス版DVDは第10シーズンまで出ています。
ちなみに第10シーズンは現地アメリカで放送中のシーズンです。つまりイギリス版ではついこないだ現地で放送されたばっかりのエピソードを見れるわけです。 (日本では最も早い放送であるWowowでもやっと第9シーズンが放送されているところです)
またフレンズのメインキャラクター、レイチェルを演じるJennifer Anistonが出演しているBruce AlmightyのDVDはアメリカでは2003年11月25日、なんと日本の映画館での公開よりも早く発売されているのです。
このように映画によっては日本の映画館で見るよりも現地のDVDを見たほうが早かったりするのです。ちなみに一昨年公開されて話題になったマイノリティー・リポートもアメリカのDVD発売と日本の映画館での公開がほぼ同時期でした。
海外DVDは早く見れるだけがメリットではありません。海外DVDは日本のDVDに比べてかなり安く購入できるのです。最近は映画ではそれほど大きな差が出なくなってきていますがフレンズなどの海外ドラマでは価格にかなりの差があります。2004年2月25日現在のAmazonでのフレンズのDVDの価格(1シーズンあたり)を表にまとめて見ました。
日本版 | イギリス版 | アメリカ版 |
9,213~12,000円 |
£16.97 ※約3,400円 |
$27.94~$29.24 ※約2,900~3,100円 |
このように場合によっては日本版の1/4の値段で買えることもあるのです。しかもフレンズに関して言えばアメリカ版には日本版には収録されていない大量の未公開シーンや特典映像が収録されています。イギリス版もシーズンによりますけど大量に未公開シーンが収録されています。それでこの価格ですからいかに日本版が高価かがお分かりいただけると思います。
このように海外DVDを見るのはいろいろなメリットがあります。日本語字幕や日本語吹替がないこと以外はデメリットがないように見受けられます。しかし、海外DVDをご自宅にある普通のDVDプレーヤーにぶち込めば再生されるかというと、再生できません! 海外DVDを見るには2つの大きな壁があります。一つはリージョンコード、もう一つはカラー方式です。
まずはリージョンコードから。プレイステーション2が発売になった当時に話題になったので、ご存知の方も多いと思いますが、リージョンコードとは、DVDプレーヤー、DVDソフトに設定されたコードで、以下のようになっております。
リージョン1 - 米国、カナダ
リージョン2 - 日本、欧州、中東、南アフリカ、エジプト
リージョン3 - 東アジア、東南アジア、香港
リージョン4 - オーストラリア、中米、カブリ諸国、南米
リージョン5 - 旧ソビエト連邦緒国、北朝鮮、モンゴル、南アジア、アフリカ緒国
リージョン6 - 中国
厄介なことに、DVDプレーヤーとDVDソフトのリージョンコードが一致しないと再生できない仕組みになっています。聞いたところにハリウッドの映画がアメリカ先行発売のDVDが、まだ公開されていない国でも見られるとその映画での収入に悪影響を及ぼすという理由から、このようにリージョンコードを振り分けてしまったようです。つまり、日本のDVDプレーヤーではアメリカやカナダのDVDは再生できません。
でもイギリスと日本は両方ともリージョンコードが同じ"2"です。だから再生できる…、かと言うとこれがまた再生できないんです。
ここで立ちはだかるのがもう一つの壁、カラー方式です。専門的なことはよくわからないのですが、DVDなどから発せられる信号を変換してテレビに画像として映すらしいのですが、国によってその変換方式が違うらしいのです。カラー方式は以下のようになっております。
NTSC - 日本、アメリカ、カナダ
PAL - 英国、ドイツ(旧西独)、オーストラリア、シンガポール、中国、スペイン、その他
SECAM - フランス、ロシア、東欧諸国、その他
このように、イギリスと日本ではカラー方式が違うので、リージョンコードは同じでも再生できません。これはDVDに限ったことではなく、ビデオもカラー方式の違いにより、イギリス版のビデオテープはは日本のビデオデッキでは見ることができません。
これは別にハリウッドの策略ではなく、自然な成り行きだと思いますけど。(東西冷戦で自国の国民に敵国のテレビ番組を見せないようにする意図もあったようです)
つまり海外DVDを見るにはこの2つの壁を乗り越えなければなりません。私はあまり詳しくはないのですが、知ってる限りの解決法を書いておきます。
まずはイギリス版を見る場合です。イギリス版の場合はリージョンコードは同じなのでカラー方式の違いさえ解決すれば再生できます。私が知っている解決法は…
1、パソコンのDVDプレイヤーで見る。
2、日本のテレビでもPALを再生できるDVDプレイヤーを購入する。
3、PAL→NTSC変換機、PAL再生テレビ、PAL再生プレイヤーなどをうまく組み合わせる。
1に関してはすべてのパソコンのDVDプレイヤーで見れるかどうかは分かりませんが、私のパソコンでも居間にある家族のパソコンでも見れますし、見れるという話をよく聞きます。しかしもしかしたら見れないものもあるかもしれませんので、購入の際はご自分でご確認してください。見れなくても当方は一切責任を取れませんので。
2のDVDプレイヤーは秋葉原などに行けば購入できます。またネットの専門店でも買えます。あまり詳しくないのでしっかりとしたことは言えませんが、PALを再生できるだけで、日本のテレビには映せないDVDプレイヤーもありますので、ご購入の際は店員に"自分が持っている日本のテレビでも見れるのか"しっかり確認してください。
3に関してはよく分かりません。他のホームページなどで調べてください。
次にアメリカ版を見る場合です。アメリカ版の場合はカラー方式は同じなのですがリージョンコードが違うのでそちらを解決する必要があります。
1、リージョン1を再生できるDVDプレイヤーもしくはリージョンフリーのDVDプレイヤーを購入する。
2、パソコンを使ってDVDを日本のDVDプレイヤーでも見れるように焼きなおす。
3、お手持ちのDVDプレイヤーを改造する。
2と3はやったことがないので分かりません。他のホームページなどで調べてください。1のプレイヤーは秋葉原やネットなどで購入できます。こちらもしっかりと店員さんに確認してください。
私の場合は2年ほど前にイギリス版もアメリカ版も見ることができるJVC製のリージョンフリー、5.1サウンド、PAL対応プレーヤーをネットで購入しました。当時はまだDVDプレイヤーが高いこともあり5万円ぐらいしました。現在では最も安いものでは2万円ぐらいにまで値が下がっています。あんまり日本の普通のDVDプレイヤーと変わらない値段ですよね。
ただし、こういうプレイヤーでは字幕を出すのが少し大変(ほんとに少しですけど)だったりしますし、たまーに再生できないDVDがあるそうです。その点も注意してください。
また繰り返しになりますが、上記の情報は私の体験や私が集めた情報を参考にしています。何か問題が生じても当方は責任を取れません。他のホームページを参考にしたり、電気屋の店員さんなどから話を聞いてご自分でご確認してください。
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