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1、利用状況
TOEFLはみなさんご存知のように、ほとんどのアメリカとカナダの大学・コミュニティーカレッジ(短大のようなもの)・大学院が留学生の入学を選考する際に授業についていけるだけの英語力があるかチェックするために使用しています。
ほとんどの大学では「我が校に入るためにはTOEFLは○○○点以上必要です」というようにボーダーを設けています。TOEFLの点さえよければ入学できるわけではないですが。
どうしてもTOEFLの点は必要です。また学校によってはTOEFLを必要としなかったり、基準より多少下回っていても入学を認めるところもあります。
しかし知名度の高いしっかりとした学校はだいたいの場合スコアを要求します。また基準を下回った場合は入学できてもその学校でESL(ELSとは違います)という英語コースを修了してからじゃないと正規の授業を受けられなかったり、ESLと正規授業を両方受けなければならなかったりと条件がつきます。どっちにしろネイティヴに混じって英語の授業を受けるわけですからどちらにしろ英語力は要求されます。
2、TOEICとTOEFLの違い
TOEFLの主催団体はTOEICと同じETSというアメリカのテスト製作団体が作っています。名前も似ているし、両方とも社会的認知度が高いので両者の区別がつかない人もけっこういます。TOEICが日本で就職の際に使われ、内容は一般的な会話+ちょっとしたビジネスであるのに対し、TOEFLは北米の大学に入るのに使われ、内容はアカデミックなものが多いです。
詳しく言うとリスニングでは「今日は○○時代の○○族の生活ぶりについての授業です…」のような授業内容だったり、「ねぇ、今晩野球見に行かない?」「ごめん、明日までの生物学のレポートが終わってないから今日必死でやらなきゃいけないんだ、今図書館に行くところなんだよ…」のようなキャンパス内での会話などです。
またライティングの問題もありますし、問題のバランスも違います。TOEICはリスニング50%、語彙・文法30%、リーディング20%なのに対し、TOEFLはリスニング33%、ライディング+文法33%、リーディング33%とバランスよくなっています。
またTOEFLはアメリカやカナダでもかなり認知されていますが、TOEICはほどんど知られていません。そして一番の違いはTOEICがペーパーテストなのに対して、TOEFLはコンピュータでテストを行なうというところでしょう。コンピュータでやるため、TOEICと違いTOEFLセンターの席に空きがあれば好きな日に受けられます。
3、問題構成
問題のバランスはリスニング33%、ライディング+文法33%、リーディング33%の3セクションからなっています。それぞれのセクションの時間と問題数は下記のようになっています。順番も下記のとおりです。
リスニング:40~60分、30~50問
ストラクチャー(文法):15~20分、20~25問
休憩:5分
リーディング:70~90分、44~55問
ライティング:30分、1問
時間と問題数は回数などによって変わります。
4、評価のされ方
それぞれのセクションは30満点です。TOEICと同様、問題の難易度により変わる方式です。ですから簡単な問題の時80%正解した人と難しい問題の時80%正解した人では後者の方が点数が高いわけです。
そして総合点は{リスニング+(ストラクチャー+ライティング)+リーディング}×10÷3で計算され、満点は300点です。例えばリスニング24、ストラクチャー+ライティング25、リーディング29の人は{24+25+29}×10÷3=260となります。ただしコンピュータ形式(CBT)が日本で導入されたのはつい最近ですし、昔のペーパー形式(PBT)では採点方式が違い満点も違うため一般には点数が非常にわかりづらいです。ちなみにPBTの満点は677です。一応CBT⇔PBT⇔TOEICの換算表を載せておきます。
| TOEFL(PBT) | TOEFL(CBT) | TOEIC |
|---|---|---|
| 677 | 300 | 1095 |
| 650 | 280 | 1017 |
| 600 | 250 | 875 |
| 550 | 213 | 730 |
| 500 | 173 | 586 |
| 450 | 133 | 443 |
※TOEICの点数は5点刻みです。あくまで比較ということで。またTOEICの満点は990です。つまり650を取った人はTOEICではもう物足りないということです。
TOEICとTOEFLの両方を製作しているETSがCBT、PBTとTOEICの換算式を発表しているのでそれに基いています。ただし形式も違いますし、TOEICとPBTはペーパーのためいろいろなテクニックが使えますし、CBTにはライティングがあるためぴったり当てはまるというのはまれです。実際のところTOEFLの方が難しいのでこの表より低い点がでるそうです。例えばTOEICで875とった人がCBTで250取るのは相当難しいそうです。
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