Ｊ・Ｗさんからのご質問

「はじめまして、本日サイトを検索していましたら見つけました。

英語が本当にできません。偏差値も中学時代から４０前後を行ったり来たりしています。自分がやらないせいですが、今からなにから手をつけていいのか？悩んでいます。予備校の講義もクラスが１番低いせいで授業のレベルが中学レベルです。自分で文法の本などでやるしかないと思っています。

でもこれで本当にいいのか？分かりません。文法ができてもかんじんの英文にいかせません。

今からでも本当に英語ができるようになりたいので、勉強法を教えてください。」

私も英語が大嫌いで偏差値が30～45ぐらいを取っていましたので苦手な方の気持ちはよく分かります。

英語苦手の克服のカギは文法にあると私はおもっています。文法は勉強されているようですが、あまり点数にはいかされていないとのことですので、勉強の仕方があまり効率的ではないのではないかと思います。

授業が中学レベルとのことですが、案外それは悪いことではないと私は思っています。おそらくＪ・Ｗさんは"大学受験を目指しているのに、中学レベルのなんかやっても意味がない"と思われているのかもしれません。

しかし厳しい言い方かもしれませんが、中学時代から英語が苦手だということは中学の文法を理解していない恐れがあるのです。そして高校レベルの文法は中学レベルのものを理解していないと理解できないものです。

確かに昔にやった中学のレベルに戻るのは侮辱されているような気持ちになったり、恥ずかしくなったりします。しかしそれは英語が苦手な人がどうしても通らなければいけない道なのです。

正直言いまして、私も中学の文法はまったく分かりませんでした。今となっては笑い話ですが、名詞や動詞という品詞の意味も分かりませんでした。講師に「ここには名詞が入るから、この答えになる」とか言われても、「名詞って何ですか？」って思っていました。

一緒に高校に通っていた友人もhave toの意味を知りませんでした。“～することを受け持つ”だと思っていたそうです。そんな彼も苦手を克服し早稲田大学に現役で合格できました。

私や彼をはじめ、英語苦手を克服した人は本当の基礎からやり直しているのです。

遠回りなように見えるかもしれませんが、まずは文法の基礎を固めることをオススメします。予備校の授業で文法を取ってらっしゃるのであればそちらでやるのがいいでしょう。私も早稲田の彼も予備校の下のほうのクラスで基礎を身につけました。参考書でしたら総合英語Forestがオススメです。

あとは単語と熟語を覚えることです。この勉強法はサイトで紹介していますので、英単語・英熟語の覚え方からご覧ください。

単語・熟語・英文法。この3つができていれば自然とリーディングもできるようになります。逆に言うと単語・熟語・英文法ができていないとリーディングの勉強をしてもあまり意味がありません。

最初はかなり苦労すると思いますが、ぜひ頑張ってください！

名詞や動詞の意味を知らない私でもできたんですから、きっとできると思います。」