2005年01月14日
2種類の賞金
競馬の賞金には2種類あります。
正確に言うと賞金の表示の仕方というか、数え方が2種類あります。
クラスという概念を理解するために必要な知識です。
当たり前ですが、競馬で上位に入ると賞金が入ります。
その賞金は80%が馬主に、調教師が10%、騎手が5%、厩務員が5%受け取ることになっています。
記録として馬がいくら稼いだかを記録するのですが、記録の仕方に2種類あるのです。
本賞金と総賞金です。
総賞金のほうが簡単なのでこちらを先に説明します。
これは本当に簡単で、その馬がそれまでに稼いだことがある賞金の総額です。
で、複雑なのが本賞金。
これは以下のルールによってカウントされます。
1着本賞金(一般競走) 加算される額 | |
1200万円以上のとき | その半額 |
1000万円以上1200万円未満のとき | 一律に600万円 |
400万円以上1000万円未満のとき | 一律に400万円 |
400万円未満のとき | そのままの額 |
1着本賞金(特別競走) 加算される額 | |
1500万円以上のとき | その半額 |
1200万円以上1500万円未満のとき | 一律に600万円 |
400万円以上1200万円未満のとき | 一律に400万円 |
400万円未満のとき | そのままの額 |
2着本賞金(グレードレース) 加算される額 | |
480万円以上のとき | その半額 |
160万円以上480万円未満のとき | 一律に160万円 |
160万円未満のとき | そのままの額 |
一般競争というのは○○賞とか△△特別などと特別な名前がレースです。
一般競争はただ単に"3歳未勝利戦"と条件で呼びます。
特別競争は一般競争とは別に、○○賞とか△△特別などと名前がついているレースのことです。
グレードレースとは特別競争の中でも格が高いレースです。GIII、GII、GIに分かれています。
上の表を見ればわかりますがグレードレース以外は1着に入らないと本賞金は加算されません。
ではなぜこんな複雑なカウントの仕方をするのか? それはクラス分けに使うのです。
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投稿者 ヴァンダレイ
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