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2005年01月12日
馬券購入の種類
馬券の種類、買い方、買える場所を紹介しましたが、次は馬券の買い方の種類を紹介します。
中には複雑なものもありますから、初心者の方はいきなりすべてを理解する必要はありません。
とりあえず、単勝・複勝買い、ボックス。この3つを抑えておきましょう。あとは馬連、ワイドの流しも便利ですので覚えておくとよいでしょう。
単勝、複勝を買う場合
これはとても簡単です。緑色のマークシートを使って買いたい馬を選びます。
場名にはそのレースが行われる競馬場、レース番号はその日の第何レースかを、そして式別に単勝か、複勝どちらかをマークします。
後は左の1着・1頭目と書かれているところに買いたい馬の番号をマーク。そして金額をマークすればOKです。
2頭以上の馬券を同時に買うこともできます。
上の例は中山第11レースで単勝で4番に500円、6番に1000円買うときの例です。
ボックス
ボックスは初心者にも分かりやすく便利な買い方です。
例えば馬連を買いたくて、4、6、7、10のどれかの馬が1着、2着だと思うんだけど、どの馬が来るか分からない。そんなときにはこのボックスが便利。
赤色のマークシートのボックスと書いている面(裏面のフォーメーションではないので注意)で、4、6、7、10にマークすればボックスの出来上がりです。
これで馬連の
4-6
4-7
4-10
6-7
6-10
7-10
のすべてを購入したことになり、4、6、7、10の4頭のうち2頭が1着、2着に入れば当たりとなります。
もちろん馬連だけではなく、枠連、馬単、ワイド、3連複、3連単でも買えます。
例えば3連複を4、6、7、10の4頭のボックスで買った場合は
4-6-7
4-6-10
4-7-10
6-7-10
の4つを買ったことになり、4、6、7、10の4頭のうち3頭が1着、2着、3着に入ればあたりとなります。
もちろん4頭ではなく、3頭でも6頭でも買えます。ただしあまりに頭数を多くすると買い目が増えて、お金がかかりますし、当たってもあまり儲からない、逆に損することもあるので注意してください。
例えば3連複を6頭のボックスで買うと買い目が20になります。最低でも2000円が必要になり、さらに当たったとしても20倍以上つかないと損をすることになります。
ちなみにどのように買うと買い目がいくつになるのかはマークシートに書いてあります。
4、6、7、10で馬連のボックスを100円ずつ買う場合
フォーメーション
これが一番複雑な買い方かもしれません。
フォーメーションは馬単や3連単を買うときに便利です。
馬連、枠連、ワイド、3連複を買うときにも使えますが、馬単、3連単向きです。
例えば1着は4か6で、2着は4、6、7、10のどれかだろうなと予想して、馬単を買いたい場合。
こういうときはフォーメーションが便利。
赤色のマークシートのフォーメーションの面(さっきのボックスの裏)を使って、1着のところに4と6、2着のところに4、6、7、10をマークすればOK。
これで
4→6
4→7
4→10
6→4
6→7
6→10
の6点を買ったことになり、予想通り、1着に4か6、2着に4、6、7、10のどれかがくれば当たりとなります。
ただし1着に7、2着に10とか1着に7、2着に4などの組み合わせははずれになるので注意。
もちろん3連単でも可能。
1着が4か6、2着が4、6、7、10のどれか、3着が1、4、6、7、10、11のどれかだなと思う場合は
1着のところに4と6、2着のところに4、6、7、10、3着のところに1、4、6、7、10、11をマークすればOK。
フォーメーションはけっこう便利なのですが、欠点は自分が何点買っているのか分かりづらいところでしょうか。ちなみに上の3連単の例だと24点買いです。
上の例の3連単のフォーメーションを100円ずつ買う場合
流し
正確な統計は分かりませんが、これで買う人はかなり多いと思います。
6番は強いからまず1着か2着に来るだろう。あと上位に来そうなのは4、7、10だと思うけど、どの馬が来るか分からない。こういうときに馬連を買いたい。こんなときに便利な買い方が流しです。
青色のマークシートの連複流しの面(裏の連単流しではありません)の軸のところに6をマークして相手のところに4、7、10をマークすれば
4-6
6-7
6-10
の3点を買ったことになり、6が1着か2着、4、7、10のどれかがもう片方の1着か2着に入れば的中です。
ただし7と10とか4と10とかが1着、2着に来ても軸の6が1着、2着に入っていないのではずれになります。
ワイドや枠連でも同様の買い方で流しができます。
もちろん3連複でも買うことができます。
3連複の場合買い方が2つあります。上の例のように軸を1頭で買う買い方と軸を2頭で買う買い方です。
さっきと同じように6は強いから必ず1~3着に入るだろう、だけど他は4、7、10が強いと思うけど、どれが来るかわからないという場合は軸1頭で買います。
式別のところで3連複の軸1頭を選んで、軸に6、相手に4、7、10をマークします。
これで
4-6-7
4-6-10
6-7-10
の3点を買ったことになり、6が1着から3着のどれか、残りに4、7、10の2頭が入れば的中です。
ただし、1~3着に1頭でも4、6、7、10以外の馬が入ったり、4、7、10が1~3着に入っても6が入っていないとはずれです。
もし4と6は絶対3着以内に来るだろうけど、もう1頭は7か10のどっちか分からないというような場合は軸2頭で買います。
式別のところに3連複の軸2頭を選び、軸のところに4と6、相手に7と10をマークします。
これで
4-6-7
4-6-10
の2点を買ったことになり、4と6が両方とも3着以内に入り、残りに7か10が入れば的中。
ただし4か6のどちらか片方でも3着以内からもれるとはずれになります。もちろん1~3着に1頭でも4、6、7、10以外の馬が入ってもダメです。
相手は何点でもOKです。6頭でも8頭でもできますが、やはり増やしすぎるとお金がかかるし、当たっても損をすることもあるので買いすぎには注意。
ちなみに3連複の軸1頭で買った場合に何点買いになるかはマークシートに書いてあります。
枠連、馬連、ワイド、3連複の軸2頭で買った場合は相手にマークした数が買い目の数になります。
3連複の軸2頭の例で700円ずつ買った場合。
馬単や3連単でも流しができます。
6番はほんとうに強いから絶対1着、2着は4、7、10のどれかだろうという場合は馬単の6の1着流しが便利です。
青色のマークシートの連単流し(さっきの連複流しの裏)に軸の1着のところに6を選んで相手に4、7、10を選べばOK。
これで
6→4
6→7
6→10
を買ったことになり、1着に6、2着に4、7、10のどれかがくれば的中です。
ただし6が2着と順位が入れ替わったり、4が1着、7が2着のように6が1着から外れるとダメです。
逆に2着流しなんてのもできます。
強いんだけど、いつも何かに負けちゃう。そんな馬から流す場合に使います。
軸の2着のところにその馬をマークして、相手をマークすればOKです。
もちろん3連単でもできます。
3連複と同様、軸1頭流しと、軸2頭流しがあります。
1着はまず6で堅い、2着、3着は4、7、10のどれかだなという場合は3連単の6の1着流し。
式別のところに3連単の軸1頭を選び、軸の1着のところに6、相手に→をマークすればOK。
これで
6→4→7
6→4→10
6→7→4
6→7→10
6→10→4
6→10→7
の6点を買ったことになり、1着に6、2, 3着の両方に4、7、10のいずれかが入れば的中です。
もちろん6が1着を外したり、3着以外に関係のない馬が入るとはずれです。
馬単同様に2着流し、さらには3着流しもできます。
そして軸2頭流し。6は1着、4は2着、3着には7か10だろうななんてときには軸2頭の3連単。
式別で3連単で軸2頭を選んで、1着に6、2着に4、相手に7と10をマークします。間違って軸の3着に7と10をマークしないように注意。
これで
6→4→7
6→4→10
の2点を買ったことになり、予想通りの着順になれば的中です。
ただし少しでも順位が入れ替わったり、関係のない馬が1頭でも3着以内にはいるとはずれです。
もちろん1着と3着流し、2着と3着流しなんてのもできます。
3連単、軸2頭買いの例
マルチ
馬単や3連単の流しは馬連やワイドと違って着順が入れ替わるとはずれになってしまいます。
馬単や3連単の流しをやりつつも着順が入れ替わってもあたりになる買い方、それがマルチです。
さっきの例で言うと3連単の軸2頭で、1着を6、2着を4として相手を7、10とした場合、6が1着、7が2着、4が3着の場合ははずれですが、マルチを使えば的中になります。
さっきの例では
6→4→7
6→4→10
のみでしたが、マルチで軸2頭で買うと
4→6→7
4→6→10
4→7→6
4→10→6
6→4→7
6→4→10
6→7→4
6→10→4
7→4→6
7→6→4
10→4→6
10→4→6
の12点買いになり、着順が入れ替わってもあたりになります。
ただし4と6の両方とも3着以内に入らないとはずれになります。
もちろんマルチは3連単の軸1頭、馬単でも使えます。
マルチで買いたい場合は青色のマークシートの連単流しの面で普通に流しで買うようにマークしたあと、金額欄の右にあるマルチにマークします。
3連単の軸2頭流しのマルチで買った場合
ただしマルチで買うと買う点数が多くなるので注意してください。
マルチで買うと通常の流しの場合と比べて馬単の場合は2倍、3連単の場合は6倍のお金がかかることになります。当たる確率もあがりますが、かかるお金も増えるのです。
また気づかれた方もいると思いますが、馬単のマルチは馬連を買うのと変わりませんし、3連単のマルチも3連複を買うのと変わりません。ですので、オッズと金額と相談してマルチを使うかどうかを検討してください。
例えば3連単の軸2頭流しの相手7頭のマルチで買いたいんだけど1000円しかない。
3連単の軸2頭流しの相手7頭のマルチは42点買いですので最低でも4200円必要です。
しかし3連複なら軸2頭で相手7頭の流しは7点買いですので、700円あれば買えます。
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投稿者 ヴァンダレイ
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