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2005年01月14日

斤量 - 馬が背負う重さ

斤量は騎手や馬具などを含めた馬がレースで背負う重さです。
斤量はレースや年齢、賞金など様々な条件によって決まります。

斤量の決め方はレースごとに決まっています。
その決め方は4通りあります。

定量
馬齢と性別によって決めます。
いくら賞金を稼いでいるとか、GIを勝っているとかは関係ありません。

例えば天皇賞・秋では基本は58キロ。牝馬は-2キロ、3歳は-2キロになります。
つまり4歳以上の牡馬は58キロ、3歳牡馬は56キロ、4歳以上の牝馬も56キロ、3歳牝馬は54キロとなります。

馬齢
定量と同じようなものです。
これも馬齢と性別によって決まり、賞金額とかGIを勝っているなどは関係ありません。

定量よりも複雑に決められていますが、あまり大きな差はありません。

別定
馬齢と性別によって基本斤量が決められており、さらにそれに追加して賞金やGIやGII、GIIIを勝っているかどうかによって追加重量が決められます。

別定には大きく2種類あり、賞金5000万円ごとに+1キロのように上限がないタイプとGIを勝ったことがあれば+2キロと上限があるタイプがあります。
特に後者のように上限があるタイプのレースには賞金をたくさん稼いでいる馬でもあまり重い斤量を背負わずに済むため、強い馬が出てくるケースが多いです。

ハンデ
ハンデキャッパーがどの馬にもチャンスがあるように背負う斤量を決めます。
そのため超一流馬はハンデ戦にはなかなか出てきません。

斤量はあまりに重たいと実力を発揮できないばかりか、ケガをする原因にもなりますので、障害レースを除いては60キロ以上負わされるようなケースでは出走を控えるケースがほとんどです。

また重い斤量を背負えるかどうかは馬によっても異なります。
全体的な傾向として、身体が大きい馬は重い斤量を背負ってもある程度走れます。
まぁ冷静に考えて見れば500キロの馬と420キロの馬で、同じ58キロを背負っても負担が違うのは明らかですよね。

岡部騎手が言うには長距離より短距離のほうが、ハイペースよりスローペースのほうが、逃げや先行よりも差しや追い込みのほうが斤量の影響が強く出るそうです。

速いスピードで走っているときが一番斤量の影響が出るそうです。
長距離は長い時間走らなければなりませんが、速いスピードにはなりません。
ハイペースの場合は最初から最後までそれなりのスピードで走りますが、全力で走る場面は少ないです。逆にスローペースは最後の直線でみんな余力があるためみんな全力で走ることになります。
また逃げや先行は最初から最後までそれなりのスピードで走りますが、差しや追い込みは最後はトップスピードで走らなければなりません。


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投稿者 ヴァンダレイ

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