今日のHerald Tribuneには日本関係の記事が2つもトップに載っていた。

こんなのはボクの記憶では初めてかな？　それに出てたとしても経済関係の記事が多いのに、今回は両方とも政治がらみ。
片方は参院選の記事、もう一つは曽我さんの家族との再会。

しかし日本の新聞とHerald TribuneやCNN等じゃ今回の曽我さんの件は扱いがだいぶ違うなぁという印象。
そりゃまぁ日本人が書くと同じ日本人の曽我さんへの感情が入るから、ある程度、感情的になるってのはあるんだろうけど。

国際ニュースじゃ冷静に外交問題として受け止めているような印象。Herald Tribuneなんか、"曽我さんは日本のメディアに不公平に家族から引き離された女性として描かれている"ってわざわざ書かれている。日本のメディアはこうだって紹介して、こちらは客観的に冷静に見てますよというような印象を与える。

仮にジェンキンスさんが日本で住むことを望むのなら日本政府はアメリカ政府に恩赦を働きかけるべきだと思うが、実現は難しそうだという印象。
再会の感激の場面がニュースに流れたが、問題の解決はまだまだ先。ジェンキンスさんたちがどうなるかも分からないし、北朝鮮が再調査を約束した10人の拉致被害者の全容も明らかになっていない。
それなのに官房長官がそろそろ正常化交渉をというのは違和感を覚える。
ジェンキンスさんの件は北朝鮮の責任ではないが、少なくとも再調査が開始されるまでは正常化を話し合うような段階じゃないでしょう。

再会の場面を見て国民が感情的にならなければいいなぁと思うけど…。