アメリカ大統領選挙が終わった。

今回の大統領選挙はボクにとって初めてちゃんと見てきた大統領選挙だった。
もちろん4年前も8年前も選挙はあったのだが、まったくの無関心だった。（というかニュースにまったく無関心だった）

今回はディベートも全部見てきたし、世論調査もほぼ毎日のように追いかけてきたし、両陣営がどういう戦略をとっているのかとか、どういう焦点があるのか、アメリカ人はどこを焦点と見ているのかなど…。
まぁ要するに何でも注目してきた。

あと壁紙にKerry Edwardsのバナーもはったりして、一応支援運動みたいなもんもしてみたりもした。

反ブッシュとうい感情のみならず、ディベートなどを通してケリーは大統領にふさわしいと思った。
でも結果は…。直前の世論調査や出口調査とは違い、ブッシュの明らかな勝利だった。

今後本当に世界の行方が心配である。
オサマビンラディンはブッシュが選ばれたら攻撃をしかけると宣言しているとも取れる発言をしているし。

ただ今度攻撃されても残念ながら世界から同情を得るのは難しいのではないだろうか？

911はアメリカが単独行動主義に走る前だった。

それにその後、ブッシュは単独行動主義を取り、世界から非難を浴びたが、世界の人々の中に"ブッシュ政権は許せないけど、アメリカ人を責めることはできない"という気持ちがあったと思う。なぜなら2000年は完全な大統領当選とは言えなかったし、2000年の選挙の時点でブッシュがあれほど危険な政権だとは有権者には分からなかったのではないかと。

しかし今度はアメリカ人はブッシュ政権の真の姿を知った上で彼を再選させた。しかも前回より多くの票を与えて、明らかな勝利を演出した。

もちろんアメリカ人の半分近くはケリーに入れた、だが半分以上はあの危険な政権を選んだのだ。その人たちが攻撃されても、少なからず"自業自得"という目で見られてしまうのではないかと思う。