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2005年01月14日

脚質 - 馬の走り方のパターン

馬にはそれぞれ得意な戦法というか走り方があります。
その戦法というか走り方を脚質(きゃくしつ)といいます。

逃げ
最初から先頭を走り、そのまま逃げ切る戦法。

馬に囲まれると機嫌を損ねてしまう馬や、馬が周りにいるとスピードを上げたがる馬が多いのが特徴で、同じレースに逃げ馬が2頭以上いると最初から先行争いが激しくなりお互いにスタミナを消耗し、あっさり負けてしまうことが多るように繊細な馬が多いです。

ただ、馬によっては2番手以降でも実力を発揮できる賢い馬もいます。
ただしどうしても全体的に考えると安定性にかける馬が多い脚質です。

先行
最初からある程度前のほうに位置取り、逃げ馬の後ろにつけ、直線や4コーナーあたりで逃げ馬を交わし、そのままゴールを目指す戦法。

逃げ馬と違って、馬込みにいても走れる精神的に強い馬が多く、安定している脚質です。
差しと並んで多くの馬が使う脚質です。

先行の馬は賢い馬が多いので、後ろのほうに位置することもできる馬が多いのですが、末脚(最後の直線でのスパート)はそれほど鋭くない馬が多く、前にいったほうが力が出ることが多いです。

差し
中団、もしくはやや後方につけ、直線で前に行く馬を差し切る脚質です。

先行と同様、馬込みにいても走れる精神的な強さを備えた馬が多く、安定している脚質です。

先行と同様に賢い馬が多く、ある程度前に位置することもできますが、末脚が強力な馬が多く、前に行って粘るより後ろから差したほうが実力が発揮できる馬が多いです。

追い込み
後方につけ、直線ですべての馬を差し切る脚質です。

走る気になるまで時間がかかる馬、馬込みに入れると機嫌を損ねてしまう馬が多く、最初から前のほうに位置取ると無駄なスタミナを使ってしまい、実力を発揮できません。

しかしスタートからしばらく後ろでじっとしていれば、最後はすさまじい末脚を炸裂させる馬がほとんどです。

しかし後ろのほうにつけるためどうしても外を回ることになったり、馬群に閉じ込められたりすることも多く、安定性が低い脚質です。

自在
状況によって、様々な脚質を使うことができる馬です。
賢く、精神的に強く、能力も高くないとできない芸当なので、自在に走れる馬はそう多くはありません。

また馬だけでなく、騎手にも得意な脚質というものがあります。
1流騎手はどの脚質でも何なくこなしますが。

また、同じ馬でも年齢や精神的成長によって使える脚質が増えたり、得意脚質が変わったりします。
さらに1流騎手が新しい脚質を教えることもあります。


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投稿者 ヴァンダレイ

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